実印、印鑑証明書、印鑑カードそれぞれの用途は?

実印とは市区町村に登録を行った(=「印鑑登録」)ハンコで、法律上・社会上の権利・義務の発生を伴い、法的な効力を持ちます。

実印とは市区町村に登録を行った(=「印鑑登録」)ハンコで、法律上・社会上の権利・義務の発生を伴い、法的な効力を持ちます。あなた自身が自分の意志で決定した」ことを証明する役割を果たします。

実印として登録できる印鑑の規定が決まっています。市区町村ごとに規定が若干異なりますが、一般的には8ミリ以上25ミリ以下で欠けにくい材質でしたら、姓名どちらも、もしくは姓名どちらか一方でも実印として登録できます。

用途は ・不動産の購入 ・各種ローンの契約 ・自動車の売買取引 ・電話加入権の取引 ・遺産の相続(相続人が複数となる場合) ・公正証書の作成・金銭等の貸借証明書・契約書 ・法人の発起人となるとき ・官公庁での諸手続 ・保険金や保証金の受領

印鑑登録の申請は市区町村によって違いますが200~500円が一般的です。

印鑑証明書とは、「契約書類に押印された印鑑が、自治体で本人が登録済みの「実印」である」ということを証明するものです。高額な金銭取引を行う・不動産を売買するといった確固たる「信用」が求められる場面で、「実印」と「印鑑証明書」のセットが信用の証となります。

印鑑カードとは、市区町村で印鑑登録を行うと「印鑑登録証」または「印鑑登録カード」を発行してもらえます。「印鑑登録証(印鑑登録カード)」が「印鑑証明書」の発行に必要なものです。